私なりの冒険心

便利箱、稲盛和夫さん著「生き方 人間として一番大切なこと」

8/21日曜日に、発熱やのどの痛み、頭痛といった症状が出て、8/25木曜日に【陽性】判定が出て、家族全員でコロナウイルスに感染しました。
ダブルワークで勤務する会社にも出勤できず、自宅でも業務に集中できず、体力も気力も減退する一方で、体調が回復しても集中力を欠いた状態がまだまだ続いています。業務に触れながら、新しい行動もとりながら、少しずつ自分を取り戻してきているところです。

コロナウイルスに感染して苦しんでいる間、街中に出ることができず、会社にも出勤しないため、耳に入ってい来る情報が一切ない状態。そんな状況の中、8/24に稲盛和夫さんが逝去されたことを一昨日、知りました。
弊社の社訓に掲げている【利他 感謝 誠実 研鑽 不屈】は、稲盛さんの影響を受けたもので、ようやく第1期が過ぎた弊社にとっては、まだまだこれからですが、心に刻み、実践していかなくてはならない社訓です。

弊社は、現代の言葉で言えば「スタートアップ」や「ベンチャー」といったところなのでしょうけれど、これまでの私の社会人としての経験や、昨年起業したきっかけを振り返ってみると、どちらの言葉も当てはまりません。
茨城にある地方の専門学校を卒業し、東京都八王子市の製版会社に就職。その後、映画業界、台湾留学、ホテル業界、IT業界、海外(台湾)勤務、製造業、貿易業、起業(マーケティング会社兼務)となりましたが、転機となるポイントは全て「やりたいと思っていたことを行動に起こす」ことで、思慮深く考えたつもりで行動していましたが、深さが浅いこともあって、社会人25年目になっても未熟なままです。

稲盛さんは、「企業とは永遠に発展し続ける生命体であるべき」と説かれています。
世の中がどんな状況であろうと、自分自身がどんな状況に置かれていようと、会社も経営者も社員も、世のため人のために尽くし成長し続けることが、会社経営の義務なのかもしれません。

第1期を終え、赤字でした。これまで、人に頼ってばかりいた私の人生ですが、ここで踏ん張って、自分自身の力で切り開いてこれた部分を思い出し、稲盛さんが説かれていることを心に、株式会社便利箱が「発展し続ける生命体」になるよう、私なりに試行錯誤しながら、呑花臥酒(読み:どんかがしゅ、意味:春の日に、花を見ながら酒を飲み、行楽の極みを尽くすこと)のごとく、会社経営をしていきたいと思っております。