第2章に入ってから出てくる「学歴社会のレールから外れた」ところや、渡航先の外国語を学ばないままに飛び込んだり、海外で語学を学ぶ日本人女性と出会って結婚するあたりが自分と重なり、興味津々で一気に読み進んでしまいました。
著者の植田紘栄志(うえだひさし)さんとは、1月22日に私の会社の住所を登記させていただいている広島市中区本川町にあるポートインク(https://www.port-inc.jp/)で開催された、「グラフで見るわたしの起業ヒストリー」セミナーをオンライン拝聴してから、Facebookで友達リクエストさせていただき、快諾してくださったことで繋がりました。
一方的に植田さんのことを存じ上げる、いちファンです(笑
読み進めていくと、“自分と重なる”と申し上げたことが恥ずかしくなり始めます。
言語が不十分な中でも外国人のご友人と留学先でビジネスを始めたり、帰国後も、半ばパワハラになる暴力を受けながらも事業拡大のためにアルバイトで1,500万円以上の資金を貯めたり、植田さんの根底に持つ“愛と情熱”を感じさせてくれます。
読み終えてみて、私にはこの“愛と情熱”が足りないな、と強く感じました。
著書の中に描かれる植田さんのご経験は、私の想像をはるかに超えるもので、私自身の人生ではなくとも、まるで自分のことのように感じ、何度も泣かされます。泣いた自分を振り返ると、私の強みは“共感力”のように感じる部分がありますが、私が求めている“愛と情熱”は、どのようにして身に着くものなのか…そもそも、身に着けるものではなく、生まれた時から人として持っているもので、引き出されるものなのか…私の身の回りに起こる、昨今の事象を振り返ると、“愛と情熱”が足りないことで、上手くいかないことが多いように感じたりもします。
答えを求めず、自分の将来像に足りないものを学び続ければ、日々の成長から自ずと“愛と情熱”が私のもとに近づいてくれるのかもしれない、そう思い、今このタイミングからも学びつづけます。